夜釣りについてですが、そこまでもちあげられるほどの楽しい釣りのスタイルでもありません。まず、夜釣りと通常の釣りで利用する仕掛けには大きな違いがあり、夜釣りの場合にはペンライトのようなものが搭載されているウキを利用しないといけません。これは、1つのウキで500円ほどするものなので、通常のウキの5倍ほどのお金がかかる計算となります。また、ペンライトを光らせるためにはリチウム電池を購入しないといけません。2つないと夜釣りができないので、夜釣りは少なくとも仕掛けだけで1,000円以上もすると覚えておきましょう。

次に、夜釣りにはコマセも必要となります。コマセとは、魚をよせるための餌のようなものです。オキアミを凍結させたものがブロックで売られており、こちらに他のコマセ用の匂いの強い液体などを使って混ぜあわせていくと、大きな塊(コマセ)ができるのですが、夜釣りではこれがあるのとないのでは全く釣果が違ってきます。コマセは、オキアミとされているものが1,000円付近で売られていて、集魚用の匂いつき液体などについても1,000円ほどかかると思っておいてください。

つまり、夜釣りをするための仕掛けを最低限で用意していっても、実は1回の釣りだけで2,000円以上もかかってくるのです。それと、夜釣りというとよく釣れるようにいっている雑誌などがあったりしますが、夜釣りはまったく釣れないことが多い釣りのスタイルとなっています。また、天候というのは夜から朝にかけてで変わりやすいので、場合によっては寒すぎて釣りどころではなかったり、強風で釣りができないということまであります。あまり初心者向けの釣りではないので、夜釣りだと覚えておいてください。